【言葉のチカラ】爪を研ぐ

新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中が大きな困難に直面しています。

しかし人類は今までも数々の苦難に遭遇しながら、そのたびにそれらを乗り越え、力強く立ち上がってきました。

「言葉」によって目に見えないものの存在や価値を認識することができる唯一の生き物である私たち人間は、そのような苦境に直面した時、たった一つの「言葉」との出会いによってその苦境を乗り越える勇気や希望を与えられることがあります。

言葉がもつそのような「チカラ」を信じ、ここでご紹介する言葉が、誰かにとってのそのような出会いの言葉となることを祈って。

目の前が霧で立ち込めて見えない時、それは、自分の爪を研ぐ時間
(ウォーレン・バフェット)

最近、メンタリストのDaiGoさんがその動画の中で紹介していたことで知った言葉です。

 

ですので、この通りの言葉なのか、また本当にバフェット氏が語った言葉なのかも、その原典に当たったわけではないので定かではありませんが、そんなことに関係なくとても感銘を受けた言葉でした。

 

今のこのコロナ禍の状況は、間違いなく先が見えない「目の前に霧が立ち込めた」状況。

でも、それは自分がコントロールして何とかできることではありません。そんな時は、そのような状況を嘆いたり、ジタバタしたりしても仕方ない。

このような時にこそ、このような時にしかできないことをすることが最も賢い時間の使い方だと思います。

 

それでは、このような時にこそすべきこととは何か。それが「爪を研ぐ」、つまり自分の能力に磨きをかけること。

霧が晴れた時に、思う存分発揮できるように今のうちに爪を研ぐ、とは何ともカッコいい言葉ではないでしょうか。

 

今は先が見えず、いつまで続くのか分からない状況でも、いつかは必ず終わりが来ます。

その時に、この時があったから飛躍ができた、と思えるような時間の使い方をしたいものです。

 

ウォーレン・バフェット(1930~)

「オマハの賢人」とも称される、アメリカの投資家、経営者、資産家