お客様の声

久保眼科歯科医院様

南に面した個室を配備した歯科

 

 

 

眼科の年度別純新患数

久保眼科歯科医院様は1984年に開業され、眼科と歯科で、ご夫妻で地域医療にとりくんでこられました。
2005年に、「予防」という眼科と歯科との共通の旗印をかかげてISO9001に取り組もうとの一大決心をされ、2007年1月にはISO9001を取得されました。
同時に隣地にリニューアル開院され、2010年には更新審査もクリアされました。
今回は、眼科の久保賢倫院長にお話を伺いました。

 

 

経営改革の打開策として
ISO9001を取得

 

Q:ISO取得のきっかけは何だったのでしょうか?

A:眼科も歯科も患者数の減少という問題に直面し、その打開策として辿り着いたのが、ISO9001でした。
開業当初は順調に患者数が伸びていました。
ところが、開業後10年を過ぎたあたりから患者数の減少がはじまり、ピーク時に年間3,500人あった純新患者数が、2004年頃には年間約1,300人ほどまでに落ち込みました。歯科も同じで、年間純新患数が約190名にまで落ち込んでしまいました。
打開策に苦しんでいたときに、歯科院長である妻の恩師から秘策として勧められたのがISO9001取得だったのです。
ISO取得された歯科医院に何回も足を運んで、歯科から改革がはじまりました。

 

 

ISO取得のための取り組みが、
患者本位の医療を考えるきっかけに

 

Q:ISOを取得して、変化したことはありましたか?

A:まず喜ばしいことに、患者数が増加に転じました。
ISO取得に向かって、いろいろな改革が出来たことが良かったのではないかと思っています。

眼科での品質目標は「緑内障の予防」ですが、この目標を掲げた理由は、緑内障の進行予防の目安となる目標眼圧達成率を調べたところ、アメリカの有名な研究施設のデータと較べても劣っていなかった事が分かったためです。

5年間分のカルテをさかのぼって全員で調べました。約半年かかりました。
田舎の小さな診療所でも世界に誇れるものがあったことに私も驚きましたが、職員のほうがもっと驚きました。

もう一つ大きな改革があります。
25年間の約6万人分のカルテを並べ直したことです。
患者の待ち時間が長いのが眼科の大きなクレームでしたが、その原因の一つが、カルテ出しに長いときは約30分ほどかかっていたことでした。

氏名のアイウエオ順から、下三桁でのカルテ番号順に並べ直しました。
2年以内にこられたことがある方のカルテは一分以内に、5年以内にこられたことのある方でも2分もかからなくなりました。

カルテ棚も作り直し、白い扉付きで、カルテが目につかないようになっています。
職員の満足度の向上にもつながりました。

 

 

取得後、スタッフのスキルと
モチベーションが飛躍的に向上

 

イソイソ祭りと名付けた親睦会

 

院内での健康教室

 

問診チーム

 

検査チーム

 

緑内障のデータ入力チーム

Q:取得後、院内にも変化はありましたか?

A:スタッフ全員のスキルとモチベーションが、飛躍的に高まりました。現在の診療の流れの見直しをし、歯科では「歯周病とむし歯のメディカルトリートメントモデル」、眼科では「緑内障トリートメントモデル」と名付け、責任者を決めて取り組みました。誰が何をすればいいのかがはっきりし、患者さんとのコミュニケーションが増え、患者さんの訴えや悩み、また相談事を、より詳しく聞き出すことにもつながっています。
地域への啓発活動もスタッフが主体的に運営しています。

 

 

「いつまでも働きたい」職場に

 

Q:ISO取得後、スタッフの方の離職がほとんどないともお聞きしましたが?

A:ありがたいことです。
眼科では10年以上勤めている職員がほとんどで、開業当時からの職員もそのままいます。職員にとっても大きな意識改革だったと思うのですが、貴重な人材を失わずにすみ、患者さんの信頼を得ることにもつながっています。

 

 

メディアにも取り上げられ、
知名度もアップ

 

Q:熱心な取り組みがメディアにも紹介されているようですね?

A:はい。ラジオ放送や眼科専門誌の取材を受けるようになりました。ISOの取り組みの嬉しい副産物です。
目的は「患者要求事項は何か?患者満足は何か?」にありますから、今後も努力を続けたいと考えております。

Q:J-VACの審査の印象はいかがでしょうか?

A:分かりやすい言葉で根気よく審査をしていただき感謝しています。患者要求事項を満たした一貫した医療サービスが出来ているかどうかを考えていくと、経営の仕組みが改善されていく事を教えられました。スタッフに納得いく説明ができるようになってきました。

Q:これからISO取得を検討されている企業や、今後もISOを継続していく企業様へ、アドバイスなどありましたらお願いします。

A:品質方針を何にするかが大切でした。眼科と歯科とで「予防」という共通の品質方針を掲げることが出来た事につきます。
眼科では、緑内障の進行予防の目標眼圧達成率という世界に誇れるものを、職員と一緒に見つけ出すことが出来ました。職員はやはり宝物です。

 

 


 

お忙しい中、インタビューに応じていただき、誠にありがとうございました。
久保眼科歯科医院のスタッフ皆様の取り組みが、好転のループを生み出しているのを拝見するのは、その一端に携わらせていただいている弊社として、大変嬉しい限りです。
久保眼科歯科医院はじめ皆様のご努力に恥じないよう、弊社も尽力してまいりたいと存じます。


【DATA】

久保眼科歯科医院

診察内容:眼科:眼科治療一般、緑内障の予防と治療、コンタクトレンズ処方
     歯科:歯科治療一般、歯周病とむし歯の予防と治療
所在地: 香川県坂出市江尻町1149-2
診療時間:9:00~13:00、14:30~18:00
休診日: 日祭日、木曜午後
http://kubo-clinic.main.jp/