新年あけましておめでとうございます。

 昨年は、信頼を失くしつつあるISO認証制度の信頼性を回復するためにJ-VACの「付加価値の審査を提供する新しい発想の認証」を本格的に見直し、マネジメントシステムの条項審査ではなく、アウトプットが本当にお客様とエンドユーザーにとって組織のISOマネジメントシステムが有効なものであるかを審査する「見える化」の審査を実現してまいりました。
 組織の主要なプロセスの現状を把握するためにタートル図を用い分析し、それぞれの組織の主要なプロセスのリスクを抽出し、そのリスクの発生原因、それらの発生原因が有効に管理されているか、既に組織ではリスクが発生し、修正及び是正処置、あるいは予防処置が取られているか、何か改善したい点を明確にしているかの審査手法を用いてお客様のご理解をいただくために努めてまいりました。
 そのために社員を含めて全審査員がこの手法のスキルアップに挑戦し、ある程度の成果を上げることが出来たと確信しています。これはそのスキルアップの為に全社員及び全審査員の努力の賜物であり、これに対して心より感謝申し上げます。

 昨年の目標達成の成果の一つは、念願であった自動車業界の規格であるISO/TS16949規格の審査員資格を弊社の審査員が取得し、国内の審査員による日本語でのISO/TS16949の審査を提供し、弊社のオーストリアのパートナーであるクオリティオーストリアのTS認証を可能にすることが出来たことであります。
 また、昨年11月20日には、第6回のカスタマーデー(顧客感謝デー)をこれまでで最高の約130名の方々のご出席のもとに盛大に開催することもできました。
 昨年12月20日には、ISO9001:2008規格の改訂作業が完了し、ISO9001:2008が発行されました。この発行に先んじて、弊社ではFDISを元に、この機会に更に規格の要求事項を正しく解釈していただき、組織の経営に役立つ品質マネジメントシステムを構築し、改善したいただくために、『森田允史 ISOで何ができるか〜組織目的に直結するISO9001:2008FDISの詳細解説』という本を発行しました。この本は、これまで弊社で多くの組織の審査を行なってきて経験した実際の現場で発見された問題点を含めて、詳細に要求事項の解説をしたものです。この本の発行を記念して、弊社では国内各地での無料での2008年版のセミナーを開催し、多くの方々に今回の改訂の趣旨と弊社のアウトプット審査をご理解いただいたことと思います。
 今年は更に、このセミナーの開催地を拡大し、国内の北から南までの主要都市での開催を予定しております。このことにより、ISO認証の信頼性を向上させことが出来ることを念じております。しかしながら、まだまだ十分にお客様のご期待に沿える付加価値の審査を提供出来る状況にありません。
 本年は、更に「見える化の審査」が出来る審査員のスキルアップを徹底して訓練することを含めて、お客様のニーズと期待が何であるかを更に調査・分析し、真の企業の業績に役立つ審査サービスが提供できる事を目標に、全社一丸となり努力する所存であります。
 更に、弊社とパートナー契約を進めている香港(中国本土を含めて)の優秀な審査登録機関とコラボレーションを行なうことにより、ISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO22000(食品安全マネジメントシステム)及び組織の社会的責任(SR)に関するISOガイダンスなどの新規分野での付加価値の審査での認証サービスを提供していく所存であります。

 当社のビジョン及びミッションは、その弊社の名前が示しているように、お客様、お客様のカスタマー、及びパートナーに付加価値を提供することを目指すことであり、「付加価値」とは、組織の戦略上の目的を達成することにおいて、これらの組織に役に立つサービスを提供することであります。

 弊社の品質方針は、「私たちは、日本で一番“ありがとう”をいただける審査機関を目指して、絶え間ない挑戦をしていきます」であり、この方針を達成するための弊社の目標は、次のようなものであります。

  1.ISO9001:2008年版発行に伴い、社長の解説書の発行とこれを用いた営業活動の推進
  2.審査員のレベルアップ(審査技術面、審査姿勢・態度面)
  3.新しいニーズへの対応(研修事業の充実、新規審査スキームの開発)
  4.管理業務のプロセス管理   5.5Sの徹底(職場環境・マナーの向上)
  6.パートナーとの相互交流・理解の促進

 どうか本年も、この弊社の目指しているビジョン・ミッション・方針・目標をご理解いただき、
更なるご指導とご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

 組織の更なる繁栄と、皆様方のご多幸とご健康をお祈り申し上げます。


2009年 元旦
株式会社 ジェイ−ヴァック
代表取締役社長(CEO)
        森田 允史